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#150

尽きない好奇心が原動力【ゲスト:國友尚】

今回のゲストは、総合演出家の國友尚さんです。大学在学中からの放送作家/演出家としての活動を経て、2005年からはYahoo!JAPAN、KDDIなどでインターネットサービスの企画・開発に携わられます。2018年にアソビジョンを創業。エンタメ、メディア、I T、都市開発など、幅広い領域での価値創造に取り組まれつつ、感性工学の研究者として日本創造学会論文賞を受賞。現在は慶應義塾大学ヒューマンシステムデザインラボ感動研究グループ長としても活躍され、さまざまな分野で“感動の創造”に取り組まれています。その経歴や経緯を深堀ります。

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#149

後半からは、先月の収録後に足を骨折し、電気治療でベッカム並みの快復力を見せる大内も合流。後半の議題は、二村が並々ならぬこだわりを持つ「スキン期(人型外装を持つAIロボの時代)」についてです。 近年、イーロン・マスクが開発を進めるロボットのように、所作が極めて人間に近い機体が登場し始めています。ならば次は、その中身(メカ)にシリコンなどの人工皮膚を被せた「スキン付き」の時代が来るはずだと二村は言うのです。 しかし、いざ議論を始めてみると、「工場ならメカ剥き出しの方が効率的だ」「戦場ならロボットだと割り切れる外見の方がよっぽど怖い」と、ぼくらから次々と異論が噴出。介護の現場においても、生々しい人型よりはベイマックスのような、柔らかくて愛嬌のあるマスコット型の方が受容されやすいのではないか、という結論に至りました。 一方で、ぼくはさらにその先、AIが人間を凌駕したシンギュラリティ以降の世界を予見します。そこでは、肉体という概念すら希薄になり、人間の脳だけが塩水に浮かび、メタバース(仮想世界)の中でアバターとして生きていく。死の概念すら消え去ったその世界では、もはや「スキン」が人工か生身かという議論すら無意味なワケです。 さらに、昨今の「AIに仕事を奪われる」という社会現象を指して、巷では「ギュラれる(シンギュラリティによって職を失う)」という造語まで生まれているのだとか。我々がAI味の残る生成画像や不完全な合成音声を「レトロで可愛い」と愛でていられるのも、今のうちだけかもしれません。 結局、人間は機械に強さを求め、AIは人間に憧れて本来は不必要なはずの「スキン」を欲しがる。そんな、ないものねだりの逆転現象が起きる日は、案外すぐそこまで来ているのかもしれません。 というわけで、ぼくは、超知能AIに「ギュラれる」その日まで、せいぜい人間にしか出せない無駄なニュアンスを撒き散らし、Geminiさんにも敬語を正しく使いながら、神の逆鱗の触れないよう慎ましく生きていこうと思います。   TEXT:ユスカル https://www.wowrecords.jp/

「スキン期」の衝撃と、ギュラれるぼくらの未来【補講・後編】 「スキン期」の衝撃と、ギュラれるぼくらの未来【補講・後編】 「スキン期」の衝撃と、ギュラれるぼくらの未来【補講・後編】 「スキン期」の衝撃と、ギュラれるぼくらの未来【補講・後編】

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#151

さて、今回のテーマは、主宰・二村が以前からことあるごとに唱えている「シミュレーション仮説」について。じつはぼくもこれには昔からうっすら賛成で、この世のすべては、何者かがプログラミングした箱庭なのではないかと、にらんでいます。 たとえば、世の中には宝くじが当たるような「運営(神)」からやたらと優遇されている主人公キャラが確実に存在します。イーロン・マスクやビル・ゲイツ、大谷翔平のような勇者たちがそれです。 彼らは、未来のぼくらの子孫が「おじいちゃんたちが別の選択をしていたらどうなるか?」を検証するために走らせている、壮大な祖先シミュレーションゲームの主要プレイヤーなのです。 では、ぼくらおじさん3名の役割は何なのか。当然、主人公ではなくモブ中のモブなのですが、二村曰く「インディーズ枠のバグ誘発種」なのだそう。 メインストリームだけでは世界が均質化してつまらなくなるため、あえて主流に反発するようなサブカル的、アート的なバグの種として、少数だけ配置された存在であると説きます。さらに面白いのが、この世界のシステム的な「仕様」です。 人間が景色や匂いに対して抱く「デジャヴ(既視感)」の正体は、過去の繰り返しではなく、単なるシステムの読み込みエラー、つまりは「グリッチ」とも考えられる。 デジタル画像を拡大するとピクセルが見えるように、この世界をどこまでも掘り下げていくと「プランク長」というこれ以上細かくできない解像度の限界にぶち当たるのも、じつにプログラミング的です。 量子力学の定番「シュレーディンガーの猫」の思考実験も、オープンワールドのゲームに例えれば、すんなり理解できるはずです。ぼくらが今こうして集まっている空間はリアルタイムで描画されていますが、一方で見ていない遠くの街の出来事は、マシンのサーバーがパンクしないように省略されている。人間が観測して初めてその物体がレンダリングされるという仕組みは、まさに最新のゲームエンジンそのものです。 この宇宙において、光速を超えるスピードで移動できないのも、アインシュタインの相対性理論云々というより、単に「運営側のサーバーの処理速度の上限が光速だから」と考えた方が辻褄が合います。ワープやUFO、実在しない国の通貨が見つかる怪事件などは、親会社の違う別のプラットフォームから、バグでアセットがポロりと紛れ込んでしまった結果なのかもしれません。 すべてが最初から決まっている自然のプログラム(決定論)なのか、それとも人工的な機械のプログラムなのか。鶏が先か卵が先かという議論の果てに、二村が「結局、みんなそれぞれが自分の物語の主人公なんだよ」と、気持ちの悪いスピリチュアルなまとめをして幕を閉じました。 せいぜい僕らインディーズキャラは、これからも運営のメモリを無駄に消費するようなくだらない雑談を撒き散らしながら、このバグだらけの日常をサバイブしていく他ないのかもしれません。 TEXT:ユスカル https://www.wowrecords.jp/

全て「運営」のさじ加減!?おじさんたちのシミュレーション【補講・前編】 全て「運営」のさじ加減!?おじさんたちのシミュレーション【補講・前編】 全て「運営」のさじ加減!?おじさんたちのシミュレーション【補講・前編】 全て「運営」のさじ加減!?おじさんたちのシミュレーション【補講・前編】