Produced by LAMM.Inc

#141

令和レトロになりそうなものを考える【補講・後編】

こちらは日暮里ゼミナールの補講の第70回となる#141です。

今回は、以前『仕事ができない後輩との付き合い方』なる議題を挙げてくれたリスナーさまから、再び届いたリクエスト回。前回の「平成レトロ」論争に引き続き、テーマは「将来『令和レトロ』として再評価されそうなもの」について。
今、我々が当たり前のように消費しているモノやカルチャーのうち、数十年後に若者たちから「エモい」「ダサかっこいい」と持て囃されるのは一体何なのでしょうか?

ぼくが真っ先に挙げたのは「ソシャゲ(ソーシャルゲーム)」。今熱狂している世代が大人になった時、ふと「あんなくだらないものにバカみたいに課金してたよねえ」と、自戒まじりに懐かしむ日が必ず来るはずです。
さらに田島は「Bluetoothイヤホン」や「スマートウォッチ」といった現行の最新デバイスを挙げます。数十年後、インターフェースが「骨伝導」や「体内へのチップ埋め込み」へと進化していれば、耳からうどんを垂らしたり、わざわざ手首に液晶を巻いている今日の姿は、滑稽でありながらも強烈な「レトロ記号」になり得ると。
小学生のなりたい職業ランキングの上位を「ネット配信者」が占める現代ですが、プラットフォーム自体が衰退した未来から振り返れば、画面に向かって商品を開封したり咀嚼音を響かせている彼ら(インフルエンサー)の姿は、ある種の気恥ずかしさを伴う「令和の象徴」として語り継がれるのではないでしょうか。

最終的に議論は、二村の「世界はディープステートとグローバリズムに支配されている」という壮大な陰謀論へと脱線し、有耶無耶のうちに幕を閉じます。
我々が今、最先端だと思って疑わないこの日常も、未来の誰かから見れば立派な「レトロ」。そう考えると、この息苦しい時代も、少しだけ愛おしく思えてくるから不思議なものです。

TEXT:ユスカル
https://www.wowrecords.jp/

NEXT EPISODE

#140

今回のゲストは、韓国と日本をつなぐSNSカルチャーマガジン「andoor」編集長の金そよんさんです。在日コリアン3世として小学校から高校まで12年間「民族学校」に通われた後、日本女子体育大学を経て、現在のPRという職に進まれます。いままでに携わってきた企業やブランドは述べ120社を超え、飲食店やスポーツ、現代アート、ゲーム、商業施設、地方自治体など業界でも珍しい幅広いブランドを担当。2024年5月には、現在2.5万人のフォロワーを保有する「andoor」を立ち上げ、編集長として日本と韓国を行き来しながらソウルを中心とした街のカルチャーやブランドを発掘・取材。ほかのメディアでは得られない独自の視点で、クリエイティブなライフスタイルとカルチャー情報を発信中です。これからの展望や今注目することを深堀ります。

カルチャーを繋ぐdoorでありたい【ゲスト:金そよん】 カルチャーを繋ぐdoorでありたい【ゲスト:金そよん】 カルチャーを繋ぐdoorでありたい【ゲスト:金そよん】 カルチャーを繋ぐdoorでありたい【ゲスト:金そよん】