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#79

年齢による価値観の差が減ってる?【補講】

今回のテーマは、博報堂生活総合研究所が30年間にもわたる長期時系列調査「生活定点」のデータを基に発表している『消齢化』という現象です。

本調査では、性別や年齢による価値観や好み、行動などの違いが、この30年で徐々に小さくなり、つい数年前まで一般的だった、いわゆる“ペルソナマーケティング”が、この先は反主流となり得る。
消えゆく世代の壁に市場はどう向き合うべきかを研究しているというのです。

かつては若者(ハイティーンから20代)を主たる対象者としていたマンガやアニメやゲームといったメディア、さらには子育て世代の強い味方でもあった冷凍食品なども、少子高齢化へ抗うように売上は上昇傾向にあり、ヒット作も年々増加しているようです。

田嶋は「単にネットの普及などもあってデータ化しやすくなったから、ターゲット層が顕在化されただけ」。ユスカルは「少子化、若者の人口減少が起きているのは事実だから、消齢化とはいえ、中老年側から若年層へと向かう矢印が一方的に膨らんでいるだけなのでは?」と、説くなか、次第に話題はかつてネットを騒がせた“パーカーおじさん”論争へ。

ユスカルは
「その席に相応しい格好、つまりはTPOみたいな概念は年々薄まっている。特にそのマナーを守ることで本来ならアドバンテージになるような、言わば“行儀”みたいなものが希薄化している」と説くと、

二村は
「全年代がおしなべて貧しくなっている。貧しいからこそ、行儀みたいなものにこだわれない時代なのかも」と。

ここにきて思うのは、「この消齢化という現象が果たして良いことなのか、悪いことなのか? 現象が起こることで社会にはどんな影響があるのか?」といった点。

前編では、消齢化による弊害、あるいは恩恵について思考を巡らせていきます。

TEXT:ユスカル
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#80

家庭の事情で来られなくなってしまった二村に代わって緊急特別編と題して山本康隆がパーソナリティとしての回をお届けします。ゲストは書道家の片桐すずりさんとスタイリストの細沼ちえさんのお二人です。

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#78

今回のゲストは、ファッションブランド ザ・イノウエ・ブラザーズを運営する井上聡さんです。2004年のブランド設立以来、生産の過程で地球環境に大きな負荷をかけない、生産者に不当な労働を強いない“エシカル(倫理的)なファッション”を信条として運営されています。井上聡さんは沖縄を拠点にグラフィックデザイナーとしても活動されています。

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