#25
東京人はつらいよ
〜でどうする?【補講】
前編に引き続きユスカルです。
前編では「地方出身者たちには見えない(見せない)東京人ならではの悩みと思い」について議論してきましたが、後編では「なぜ外来種たちは東京を目指し、この街で何を成し遂げたいのか」について語っていきます。
社交界・舞台・文壇などに、新人が初めて登場すること。
初舞台・初登場などと訳される「デビュー」がフランス語であることは今知りましたが、外来種たちはまず東京という街で“デビュー”していきます。
地元で培った確かな自信のもと、待望のデビューを飾るワケです。
華やかな衣装を纏い、輝かしい舞台に立ったつもりなのかもしれませんが、我々東京人からすれば、そこは輝かしい舞台でも何でもなく、ありふれた日常に過ぎない。
彼らの地元に流れる、ありふれた日常と何ひとつ変わらないのです。
「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、世界にはその土地土地のルールがあり、外来種もまた、それらに倣うのが最適解なはずです。
ナイフとフォークしかない店で「箸を出せ」は、やっぱり“粋”じゃない。
でも、「本来はナイフとフォークですが、ウチでは“あえて”箸でいただくスタイル」という、本来のルールを勝手に歪め、事の本質を失ってしまった結果が、今の東京なのです。 こうしてシラケ切った我々東京人は、やがて見知らぬ街へと移住するワケですが、そこでもまた“よそ者”扱いをされ、心休まる場所がどこにもない…。
後編では、そんな地元への思い、そして両者の行き違いについて語っています。
TEXT:ユスカル
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