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再開発には”ストーリー”が必要?【補講・後編】
再開発の必要性のついて語っていくうち、話はなぜか地域ごとのタイムラグへ。
「いわゆるマンションポエムのように、再開発された商店街やモールのネーミングにもトレンドがあり、そのサイクルが早すぎるため、地方都市との時差を感じる」と、ユスカルが解きます。
昭和末から平成にかけてのバブル期には、「グランロード◯◯」のような、どことなくプレミアム風情が主流にあったものの、令和のそれらは、「ソラマチ」「ハラカド」に代表される人懐っこいニュアンスや特性ディフォルメ型へとトレンドが移行し、近年の首都圏ではその傾向さえもすでに落ち着きを見せるなか、地方では絶賛流行中といったズレが生じています。
田嶋は「とはいえ、プロの仕事なんだから、住民からも賛同を得られるよう、最終的には近隣エリアの利便性向上、さらには地価上昇を含め、街の魅力自体を向上させる目的があるのでは」と。
確かに、限られたスペースを高層化することでテナントの増床が見込める上、地域への流入減少も一旦は解消できるのかもしれません。
とはいえ、新たな施設導入によって増額した賃料が足を引っ張り、リニューアル以前よりも閑散としてしまうケースも少なくない。
しかも大半の再開発事業に公金が投入されていることから見ても、スクラップ&ビルドではなく、一部識者も語るように「かつての風情を残しながらのリノベーション」が、本来あるべき姿なのではないでしょうか。
二村は「もし街の文化にA面とB面があるのであれば、本来はB面寄りの文化圏に、わかりやすくA面文化ばかりを取り入れようとするからおかしなことになる。
それによってシラケた住民が他へ移っていくかたちもあるように思う。
行政やデベロッパーが地元の古参住民をナメている」と、解きます。
では、再開発によって本当に潤っているのはどこの誰なのでしょうか?
後半でも引き続き議論していきます。
TEXT:ユスカル
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