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#106

遊びと締切こそが最強のインセンティブ?【補講・後編】

こちらは日暮里ゼミナールの補講の第52回となる#106です。
労働とその対価について、ゼミ長・二村康太を中心に考察します。

後編では、前編で漂流した「お金なしでプロジェクトを回す方法」について、
さらに議論を深めていきます。

二村は
「例えば、過疎化した村を救うためなら、お金がなくてもみんなで力を合わせるはず」
と理想を掲げますが、

田嶋は
「そんな状況なら、普通の人は村を出ていく。
残る人はそこにいたいという“欲”があるから動くだけ」
とバッサリ。

議論が行き詰まるなか、ひとつの光明が見え始めます。
それは「遊び(楽しさ)」です。

クラブイベントの主催や、趣味のジン作りなど、
「遊び」であれば、人は金銭が発生しなくとも、
むしろ身銭を切ってでも労働力を提供する。

しかし、ここには大きな落とし穴があります。
社会人にとっての「遊び」は、仕事が忙しくなれば
真っ先に切り捨てられる「不要不急」のもの。
最初は楽しくて手を挙げても、「今週は忙しいから」と
フェードアウトしてしまうのがオチです。

そこで我々が辿り着いた結論、
それこそが「締切(納期)」です。

田嶋は
「原稿のクオリティを決定づけるのは才能ではなく締切である」
と説き、

ユスカルも
「どんなに楽しい自由演技でも、終わり(提出期限)が決まっていないと、
人は永遠に完成させられないし、責任も生まれない」
と同意します。

つまり、金銭が発生しないプロジェクトを成功させる唯一の方法は、
「入り口は“遊び(楽しさ)”で勧誘し、出口は“締切”で管理する」こと。

「クリエイティブの母は締切である」という言葉通り、
我々人間は、尻を叩かれないと遊ぶことすらまともにできない、

悲しき生き物なのかもしれません。

TEXT:ユスカル
https://www.wowrecords.jp/

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