#92
男らしさってなんだろう【補講】
収録後の飲みの席にて、ふと二村が発した「田嶋くんは真冬に炭酸飲むくらい男らしいよね」という謎のマイルール。
まずはその内実を確認しながら話を進めると、二村の解く男らしさとは、「寒いのに“あえて”半袖」のように、概ねアゲインストにあることが見えてきた。
曰く「少年ぽさに置き換えられる」とも。
かといって、「遠いのに徒歩」のような合理性を欠く選択は、若干解釈が違うという。
「寒いのに炭酸」も我々からすると十分に非合理的なワケだが、そこはまあ一旦おいておこう。
そもそも世にいう“男らしさ”とは、いつ、どこに起源があるのだろうか。
Geminiによると「古代ギリシアの力強さや家父長制に始まり、近世の経済的自立、20世紀には戦争や労働、現代では「有害な男らしさ」といった側面も議論されるようになった」という。
他方、そんな世にいう男らしさに異を唱えるクラスタも存在している。
彼らはマスキュリストと呼ばれ、「フェミニズムが浸透して以降、女性の権利が強調されたために男性の立場が悪くなっている」と、主張している。
その最たる例が徴兵制であり、つまりは“男女平等”ではなく、“男性劣位、女性優位”の社会構造に疑問を呈しているワケだ。
くわえて、男性優位主義=マチズモ(マッチョイズム)もヒントのひとつになってくる。
「伝統的な男らしさの規範や価値観を重んじる思想にして、肉体的・精神的な強さ、弱みを見せないこと、競争に勝つこと、仕事第一主義」といった、その特徴からも、先述したマスキュリズムとは相反する理想へと帰結しているのが見て取れる。
多様性が謳われる今日における“男らしさ”とは、いったいどんなかたちに収束しているのだろうか?
前編では、我々昭和世代による“伝統的な”男らしさを紐解いていく。
TEXT:ユスカル
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